駒澤大学

コマザ・話ールド

学部・学科の学びにまつわるコラムを紹介します。身近な疑問を分かりやすく解説!各学問への好奇心が高まります!

経済学部

賃金はどれくらい必要でしょうか?
経済学部

多くの人々は、自らの労働力を売り、その対価として得た賃金で必要なものを購入して生活しています。つまり、賃金は必要なものを購入できる水準でなければなりません。
 第1に、本人の労働力を維持するために、衣食住などへの費用が必要です。第2に、労働者は就業していない家族の生活も維持しなければなりません。これは社会的に次代の労働力を補充する役割も担っています。これらに必要な賃金は、単に生物的な生存の維持だけではなく、標準的な教育や専門的な知識・技能を学ぶことが可能な水準であり、その社会や時代を反映した精神的・文化的な生活が可能な水準でなければなりません。
 さらに、賃金には給料として受け取る「直接賃金」だけでなく、納めた税金や社会保険費などから公教育や福祉など社会的に支給される「間接賃金」もあります。昨今増えてきた非正規労働者の直接賃金、退職後の年金生活者の間接賃金が妥当な水準なのか考えてみましょう。

シリア内戦のように、いまだに戦争はなくなりません。
戦争は経済にどのような影響をあたえるのでしょうか。
経済学部

シリア内戦では、反政府勢力の拠点都市アレッポが政府軍によって封鎖されたことで、生活物資が都市に入らなくなり、深刻な飢餓状態になったことが報道されました。戦争はふだんの経済とはちがった色々な問題を引き起こします。アジア・太平洋戦争中の日本のように、物資が不足したために、決められた量を割り当てた配給制が導入されることもあります。その反対の事態も起こります。例えば、当時、日本が占領していた中国の青島港では、占領当局の予想もつかないほどに、輸出向け商品が大量に余り、対処できなくなりました。青島港と対外貿易を結ぶ船舶が米軍によって沈没させられるなどによって、物流が閉ざされたからです。これを「滞貨問題」と言いました。このように、戦争は、モノ不足とモノ余りが同時に極端な形で現れるという矛盾を生み出したのです。

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