駒澤大学

コマザ・話ールド

学部・学科の学びにまつわるコラムを紹介します。身近な疑問を分かりやすく解説!各学問への好奇心が高まります!

仏教学部

道元禅師の頃の修行道場って、どんなだったの?
仏教学部

それが、今とあまり変わらなかったのかも知れません。
道元禅師は『正法眼蔵』「洗浄」の巻でトイレでの注意事項を書かれていますが、次のような注意をされています。
「トイレを汚してはいけません。」「おしゃべりしてはいけません。」「大きな声で歌をうたってはいけません。」「壁に落書きしてはいけません。」などなど。……ということは、そういうことをする人がいたのでしょうね。食事の作法を書かれた『赴粥飯法』の中でも、「手を洗ってきれいにしなさい。」「くしゃみをするときは、手で鼻を覆いなさい。」「楊枝で歯のお掃除をするときは、手で口を覆いなさい。」「食べ物を口に入れて喋ってはいけません。」などと戒められています。そのほかにも、「長髪はいけません。」「きれいに爪を切りましょう。」とも指導されています。 ということは、きっとそのようなことをする人がいたから、注意されたのでしょう。 今も修行道場では、このようなことがないよう厳しく指導されています。 道元禅師は、日常生活のあら
ゆる行為が修行であるとされました。そして仏の教えに従ってきちんと生きることが大切であると示されました。それが「仏になる」ということであり、「仏として生きる」ということなのです。

お坊さんは肉を食べてはいけないのですか?
仏教学部

答えは「はい」と「いいえ」の両方があります。なぜ二つあるかというと、仏教には大乗仏教と上座仏教という二つの大きな流れがあり、それによって肉を食べることに対するルールが異なるためです。仏教ではもともと「三種の浄肉」といって、自分のために殺される所を見ていない肉、あるいは聞いていない肉、あるいは疑われない肉は「浄肉」として食べてもよい規則になっていました。上座仏教では、このルールを今も用いており、僧侶が肉を食べることは珍しくありません。それに対し、日本や中国では、慈悲の精神や不殺生戒を重んずる考え方などから、「肉食」は「飲酒」とともに禁止され、食をめぐる禁忌の一つとなっています。禁忌というと何か人を縛りつける窮屈なもののように感じるかもしれません。
しかし、この禁忌によって日本では、野菜やきのこを主な食材とする「精進料理」という独自の食文化が生み出されました。制限されることで生み出される創造的な文化があること、そして食べることの意味とは何かを仏教は教えてくれます。

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